絵画展 【口と足で描いた絵】 ~素晴らしき可能性への追求~ 2023年12月1日(金)~6日(水) 沖縄県浦添市美術館にて開催
絵画展 【口と足で描いた絵】 ~素晴らしき可能性への追求~
2023年12月1日(金)~6日(水) 沖縄県浦添市美術館にて開催
「琉球の花」 書 木村 浩子
「紅葉とふくろう」 油彩画 森田 真千子
この絵画展は、日本全国で活動する口と足で描く芸術家協会の会員である、木村浩子(沖縄県在住で足で絵を描く芸術家)と森田真千子(大阪府在住で口で絵を描く芸術家)の、二人の思いから始まりました。
協会は、世界72か国で多くの画家が活動しており、その中にはさまざまな障がいを持つ画家たちがおります。
画家たちは、困難に立ち向かいながらも自己表現を大切にし、口や足を使って絵を描き続けています。
しかしながら、沖縄での協会の知名度がまだ低いため、今回の「素晴らしき可能性への追求」絵画展を通じて、沖縄に暮らす手の使用が難しい方々、障がい者、子供たちが、誇りを持ちながら明るい未来へ進む機会を増やしたいと考えました。
この絵画展は、障がいを持つ画家たちの芸術的な才能と努力を称賛し、彼らの可能性に光を当てるものです。
私たちは、障がい者の方々が芸術を通じて自己表現し、新たな道を切り拓く手助けをしたいと願っています。
絵画展へのご来場をお待ちしております。
どうぞ多くの皆様が、彼らの素晴らしい芸術に触れ、共に明るい未来への一歩を踏み出していただければ幸いです。
【開催概要】
名称 : 絵画展【口と足で描いた絵】 ~素晴らしき可能性への追求~
日時 : 2023年12月1日(金)~6日(水) 9:00~17:00
※1日(金)は19:00、6日(水)は13:00まで。4日(月)は定休日。
入場 : 入場無料
会場 : 浦添市美術館1F 講堂・エントランスホール
所在地 : 〒901-2103 沖縄県浦添市仲間1-9-2
実施内容: 口と足で描いた作品展示 25点
12月5日(火)に森田真千子(大阪府・口で描く画家)による実演を予定しています。
主催 : 口と足で描く芸術家協会
後援 : 浦添市教育委員会
発起人画家の紹介
木村 浩子 沖縄県在住/足で描く画家
1歳になった直後の高熱のために脳性小児マヒとなり、言語障がい、両手右足硬直の重度障がい者となりました。長い施設での生活を経て自立を目指し、18年間使わなかった足を訓練し、自分の足で立ちました。次には僅かに動く左足で文字を独学し、習得。可能性を求めて足での短歌、編み物、水彩画など次々と挑戦し、絵画に生きる道を見出します。土に一番近い野の草花や、人の優しさを感じさせる童画、俳画をよく描きます。沖縄で障がい者と健常者の交流の場、「土の宿」を主宰しています。
森田 真千子 大阪府在住/口で描く画家
生後10ヶ月での高熱による脳性マヒのため、両手が全く使えず、体幹マヒ、下肢マヒがあります。肢体障がいの養護学校時代、小学部高学年頃から口で文字を鉛筆で書き始め、努力によって、口にくわえて自由に使いこなすようになります。同校中学部・高等部で絵画に興味を持ち、卒業後は絵による自立を決意し、強い意志とエネルギーで才能を磨きました。絵画だけでなく、短歌の制作も行い、全国各地のイベントや学校の講演では、絵と共に自作の短歌を載せた色紙の制作実演を行っています。ご覧いただく方々に少しでも笑顔で過ごしてもらいたい!そんな思いを込めて、2016年に短歌と絵の詩画集「縁」を発刊。また同年、兵庫県宝塚市逆瀬川に「GALERIA TAKARAZUKA」を開設。後輩たちにも「生きる喜び」を伝えるきっかけになればと思い始めました。
◎ 素晴らしき可能性への追求 ~口や足で描く障がい者はいつでも協会に参加いただけます~
協会の扉は、向上心に燃える障がい者で、使えない手の代わりに口や足を使って学ぼうとする人たちには常に開いています。協会は奨学金を給付して、有望な口と足で描く芸術家を支援します。障がいや病気などのため手で描けず、口または足で描く人々が奨学金を受けられます。この奨学金は美術学校への通学や個人授業、絵画用具や美術本の購入などに利用できます。